ヨルダン ペトラに観る古代都市遺跡 その2 Petra JORDAN
ヨルダンの古代都市遺跡を巡り歩いてきました。
前回のブログでは、ペトラの導入部と中心部であるコロネイド・ストリートをブログしました。
今回はペトラの中心部から少し離れた都市遺跡をブログします。とはいってもペトラには、広大な地域に数多くの遺跡が存在しています、したがってここで取り上げている遺跡はその中のほんの一部です。
コロネイド・ストリートから厳しい山道を登っていくと、エド・ディル(修道院)に行き着きます。高さ40mを超える大きな岩を彫り込んでつくられています。
エド・ディルのように彫刻のごとく刻んでつくる建築と、重力に抗って下から組み上げていく一般的な建築、建設に際してどちらか大変なのでしょうか、研究者によると刻んでつくる建築の方が容易に建設できるそうです。


ローマ兵の墓は、都市の中心部から一山超えて、ワディ・ファラサと呼ばれる山と山の間にある枯川の谷底にあります。外壁にローマ兵のレリーフがあるためこう呼ばれています。
ローマ兵の墓の近くにある、庭の墓も興味深いです。墓室側から見ると、ワディ・ファラサが柱によって切り取られ、絵画的額縁効果がみごとに決まっています。


ナバテア人の採石場と呼ばれているところです。遺跡というより環境の厳しさを実感できる場所です。迫りくる山肌、乾燥しきった沙漠の山岳風景が眼の前に拡がっています。

王家の墓は、コロネイド・ストリートを少し見下ろす断崖の岩に彫られた墳墓群です。宮殿の墓、コリンシアンの墓、アーンの墓、ウナイシュの墓などなどが連なっています。
西日に照らされたが夕方に訪ねるのがお勧めです、ネコもきていました。



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