中国福建省華安県・平和県に福建土楼を訪れる  Fujian CHINA

福建土楼(フージィェントゥロウ)を観に中国福建省華安県(ファアンシィェン)・平和県(ピンフォシィェン)を訪れました。

福建土楼とは、おもに中国の客家の人々が集団で暮らす巨大な民居(ミンジュ)のことです。
名前の由来は、福建省の山間部に大規模で典型的な土楼が数多く存在するということからでしょうか、ただし福建省以外にも土楼はあります。また客家土楼ともいいます。
漢人である客家の人々は、秦の時代より戦乱から逃れるため中原から南へと移動・定住を繰り返してきました。移住先では先住民から見て「よそ者」であるため、客家と呼ばれました。この過程において定住地に、居住空間でもありまた外敵から一族を守るための要塞でもある民居を築き上げてきました。
一つの土楼で住民の数が700人を超える大規模なものもありました、出自を同じとする血縁家族が、ひとつ屋根の下で寝食を共にして暮らしていたのです。
現代の超高層マンションならともかく、これだけの規模を誇る集合住宅は、近世までに限れば世界的にみても福建土楼だけでしょう。

福建土楼をさらに詳しく知りたい方へ
黄漢民の「福建土楼」がいまでも第一級の基本資料です。20年ほど前、スタジオヤマはこの本を手にした時 〈 世の中にこんな建築もあるのか 〉 という驚きを今でもはっきり覚えています。台湾の漢聲雑誌社版オリジナル本が素晴らしい、美術書としての出来もエクセレントです。三聯書店の改訂コンサイス版ならば容易に入手できるでしょう。
日本の研究者による「中国民居の空間を探る」「客家民居の世界」も負けてはいません。日本語のガイドブックとしては「旅行人ウルトラガイド客家円楼」が唯一のものでしょうか。

《 二宣楼 》
アルイーロウ/円楼  1770年に竣工。福建土楼の中で完成度が高い土楼の一つです。
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《 南陽楼 》
ナンヤンロウ/円楼  二宣楼の近くにあります。内部の構造も二宣楼にほぼ同じです。
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《 東陽楼 》
トンヤンロウ/方楼  二宣楼の近くにあります。小型ですがしっかりと造られています。
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《 昇平楼 》
ションピンロウ/円楼  福建省では珍しい石積みの楼。土楼というより石楼です。
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《 斉雲楼 》
ジーヴィンロウ/円楼  石を積んだ基底部分は、1590年創建当時のものです。
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《 闕寧楼 》
ジュエニンロウ/円楼  直径76mを誇る大型円楼、昔は円楼の外側に馬蹄形の棟がありました。
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《 西爽楼 》
シーシュワイロウ/方楼  横86m縦94m福建省最大の方楼。人が住んでいる気配がありませんでした。
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《 雨傘楼 》
ヴィーサンロウ/円楼  棚田の岡の頂上に位置しています。行き着くのは難しいかも知れません。
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Tag:東アジア/東南アジア  Trackback:0 comment:0 

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