ウィーンに中央ヨーロッパの世紀末建築を観る Vienna AUSTRIA
中央ヨーロッパの代表的な都市ブタペスト(Budapest)、プラハ(Praha/Prague)、ウィーン(Wien/Vienna)の世紀末建築を観てきました。
唐突ですが大学のカリキュラムのお話をします。
スタジオヤマは工学系の建築学科を修了しました。カリキュラムの中に建築史という授業があります。それも日本建築史、西洋建築史、近代建築史の3講座ありました、意匠(デザイン)系の学生は必修でした。
おもしろいと思いませんか。
最新のテクノロジーを学ぶ学科に、歴史学の先生いるのですよ。同じ工学系の他の学科、例えば情報工学科に情報工学史などという講座は聞いたことがありません、趣味で学んでいる人がいるかもしれませんが。
なぜでしょう、理由は明快です。
建築は、いつの時代でも進行形の歴史的連続の成果として存在します。
建築の創作行為は、過去の建築から成功や失敗を学び、眼前の建築に創意工夫を施す、その繰り返しなのです。
現在活躍中の建築家が歴史を学ぶと同じように、世紀末の建築家もその時代に存在した古典様式建築を、範とするか反面教師とするかは別としてしっかりと観て学んでいます。
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