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鉄とガラス 中央ヨーロッパの世紀末建築を観る  Budapest Prague Vienna

中央ヨーロッパの代表的な都市ブタペスト(Budapest)、プラハ(Praha/Prague)、ウィーン(Wien/Vienna)の世紀末建築を観てきました。


18世紀後半に起こった産業革命は、19世紀になるとさらに発展しました。
生産力の増大と急速な都市化にともなって教会、宮殿などの伝統的な建築とは異なる用途をもった建築、駅舎、商店、展示場、温室、事務所、パッサージュ(ガラス屋根のアーケード)などなどが、建築家と技術者の協同により続々と建設されました。
今までなかった用途の建築を造るマテリアルとして、産業革命の発展により大量生産が可能となった《鉄》と《ガラス》が採用されました。
「新しき酒は新しき革袋に盛れ」でしょうか。
鉄とガラスで創られた新しい用途の建築デザインは、伝統的な建築をモデルにしています。
が、決定的に違うのは《透明感》と《軽快感》を持ったデザインがなされていることです。
伝統的様式建築のマシッブで荘厳な空間から解放され、新しいマテリアル・新しい工法で創られた、現代に連なる建築が、この時代に誕生したのです。

  Nyugati Train Station     Budapest
141207-01
 
141207-02 
  Exhibition Grounds    Prague
141207-03 
141207-04 
  
  Palmenhouse   Schloss Schonbrunn   Vienna
141207-05 
141207-06 




Tag:ヨーロッパ/アフリカ  Trackback:0 comment:0 

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自らの思慮を表現していきたいと思っています。
応援をよろしくお願いします。
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