チャンパの彫刻 VIETNAM
チャンパの彫刻は、シヴァ神、ヴィシュヌ神などヒンドゥー教の神々を中心に、人物、ゾウや牛などの動物がモチーフとなっています。 ベトナム、チャンパ建築の遺跡を観ているとその荒涼とした姿に感じ入ることがあります。
今見ている遺跡は、祠堂の室内や外部を飾っていた石像彫刻などの装飾品を、はぎ取った残滓なのです。保全のためとはいえ痛々しいかぎりです。
博物館でスポットライトをあびて鎮座している彫刻類、もとの位置は
目線の高さにあったもの、祠堂の上の方にあり見上げる視線の位置に飾られていたもの
暗いところで見て欲しいもの、朝日の中で見て欲しいもの、さまざまです。
それら彫刻類をもとのあった位置に戻し、統一体として <神に捧げられたもの> を崇めるのが本来の姿ではないでしょうか。
ベトナム国内の博物館収蔵品の充実ぶり、さらに一級品の多くはフランスのギメ美術館にあるという現実、とプアーな遺跡の現況との落差がスタジオヤマには堪えました。
美術博物館 Ha Noi
その特徴は、デフォルメされているが写実的な彫刻です。人物像はしなやかで優雅なポーズ、大きな目、情熱的な厚い唇をそなえています。
同時代の、カンボジアやインドネシアのヒンドゥー教寺院を飾る彫刻と類似しています。
今見ている遺跡は、祠堂の室内や外部を飾っていた石像彫刻などの装飾品を、はぎ取った残滓なのです。保全のためとはいえ痛々しいかぎりです。
博物館でスポットライトをあびて鎮座している彫刻類、もとの位置は
目線の高さにあったもの、祠堂の上の方にあり見上げる視線の位置に飾られていたもの
暗いところで見て欲しいもの、朝日の中で見て欲しいもの、さまざまです。
それら彫刻類をもとのあった位置に戻し、統一体として <神に捧げられたもの> を崇めるのが本来の姿ではないでしょうか。
ベトナム国内の博物館収蔵品の充実ぶり、さらに一級品の多くはフランスのギメ美術館にあるという現実、とプアーな遺跡の現況との落差がスタジオヤマには堪えました。

歴史博物館 Ha Noi


歴史博物館 Ho Chi Minh


チャム彫刻博物館 Da Nang
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