エルサレム ユダヤ教の聖地として Jerusalem ISRAEL
エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラーム教など世界宗教の聖地です。
ユダヤ教にとってエルサレムは、ユダヤ教で唯一の神ヤハウェを祀るエルサレム神殿が置かれていた場所です。
旧市街に位置する高さ20mほどの<西側の壁(Western Wall)>は、紀元70年ローマ帝国がエルサレム神殿を破壊したときの城壁の一部が残されたものです、近年は発掘調査が進み地下に埋もれていた部分も含めて公開されています。
西側の壁では、黒いスーツと黒い帽子にひげを蓄えたハレディームと呼ばれる超正統的ユダヤ教徒や、キッパーという小さな被り物を頭に乗せた人々、また女性はベールを被りそれぞれの場所で熱心に祈っています。
西側の壁の上には、イスラーム教の聖地である<岩のドーム>が、黄金色の屋根を見せています、ユダヤ教徒はどこに向ってなにを対象に祈っているのだろうと一瞬思ってしまう光景です。
西側の壁:日本語のガイドブックでは<嘆きの壁>と表記されていますが、英語表記Western Wall の直訳<西側の壁>のほうが実情に即していると思います。
ユダヤ教徒はここにきて祈りを捧げているのであって、嘆いているわけではないのですから。



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