エジプト建築の精華 アレクサンドリアで現代建築を観た Egyptian Architecture of Alexandria
エジプトの建築をひととおり観て楽しんできました。
エジプト建築の魅力や特徴などなどをブログしたいと思います。
第5回目は、アレクサンドリアの現代建築をブログします。
アレクサンドリアは、カイロに次いでエジプト第2の都市です、また地中海に面した港湾都市です。
歴史的にみれば、紀元前からのギリシア・ローマ文明と、7世紀以降のイスラーム文明が融合し発展してきた経緯から、多くの文化的要素を合わせ持ち、そしてそこはかとなく欧米的な雰囲気を感じさせる国際商業都市です。
《 アレクサンドリア図書館 Bibliotheca Alexandrina 》
アレクサンドリア図書館(ビブリオシカ・アレクサンドリナ)は古代にもありました。
紀元前4世紀ごろから整備が始まり、7世紀イスラームの侵攻により破壊されるまで、文学・歴史・地理学・数学・天文学・医学など世界中のあらゆる分野の70万冊の蔵書(諸説あり)を誇り、当時の世界最大の知の宝庫でした。
1989年、図書館を再建するべく国際競技設計(コンペ)が行われ、その結果ノルウェーのスノーヘッタ・アーキテクツの設計により、2002年にオープンしました。
外観は、直径160メートルの斜めに切り取られた巨大な円柱が地面に埋もれているという特異な形状
が表されています。また世界中の文字刻まれているホール部分の外壁も見ごたえ十分です。
中に入ってみましょう。閲覧室は、繊細な柱が林立しトップライトからは柔らかい光が注ぐ大きな吹き抜けのなかに、7層からなるテラス状のフロアーが位置をずらしながら重なっています。
スタジオヤマは「歴史に残る建築」だなと思いながら観させていただきました。
Comment