ハバナ Havana キューバ都市彷徨
魅力あふれるキューバの都市、そのまちなかを流れ歩くのは実に楽しいものです。
都市の歴史・構造・成り立ちなどなどに、思いを巡らし観ているとその都市の全貌が迫って来ます。
まさに都市を読んでいるのです。
シリーズ最終回はハバナ(Havana)です。
キューバの首都ハバナは、キューバ島のフロリダ海峡に面する北西沿岸に位置し、カリブ海域諸国のなかで最大の都市です。
16世紀以降、スペインの新大陸における植民地経営の中核都市として、また貿易の主要な中継地として発展してきました。1959年のキューバ革命後も、首都としてのハバナの重要性は変わらず今日に至っています。そして1982年、旧市街は世界文化遺産に登録されました。
2015年7月、キューバとアメリカは、1961年に断交して以来じつに54年ぶりに国交を再開しました。
2016年後半からは、アメリカ各都市とハバナを中心としたキューバ各都市間の直行便が多数就航しました。これにより人と物の往来が飛躍的に増加するでしょう。
スタジオヤマは、5回連続のシリーズにおいて、あえて植民地時代の歴史的有名建築、キューバ革命に関する名所旧跡の写真ではなく、生活感あふれる街並みの写真を採用しました。その理由は、ハバナだけではなく、キューバのどの都市にもいえることですが、これからドラスティックに変貌していくでしょう都市のプロフィールを、写真として切取りたかったからにほかなりません。




シエンフェゴス Cienfuegos キューバ都市彷徨
魅力あふれるキューバの都市、そのまちなかを流れ歩くのは実に楽しいものです。
都市の歴史・構造・成り立ちなどなどに、思いを巡らし観ているとその都市の全貌が迫って来ます。
まさに都市を読んでいるのです。
4回目はシエンフェゴス(Cienfuegos)です。
キューバの中央部に位置し、カリブ海に面した都市です。
キューバでは珍しい、19世紀にフランスの植民都市として建設されました。当時は砂糖きび、マンゴ、タバコおよびコーヒーの生産と交易によって栄えました。
都市の街区は、規則ただしく碁盤目状に整備されており、19世紀から20世紀にかけて建設された、新古典主義の建築が数多く残されています。
旧市街は2005年に世界文化遺産に登録されました。





