中央ヨーロッパの代表的な都市ブタペスト(Budapest)、プラハ(Praha/Prague)、ウィーン(Wien/Vienna)の世紀末建築を観てきました。
世紀末建築の中で、キュビズムの建築というジャンルがあります。
構想ではなく実際に建設された建築はプラハにしかないという特異なスタイルです。
絵画の世界でのキュビズムは、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、ルネサンス以来の「単一焦点による遠近法」の放棄、すなわち複数の視点による対象の把握と画面上の再構成、をモチーフに表現しています。
それに対し建築のキュビズム(立方体派)はネーミングのとおり、ガラスの切り子細工を連想する幾何学的なパターンで建築をデザインしています。
House of the Black Madonna Prague
Czechoslovak Legion Bank Prague
Adria Palace Prague
House No.98 Neklanova Street Prague
Villa No.49 Libusina Street Prague

中央ヨーロッパの代表的な都市ブタペスト(Budapest)、プラハ(Praha/Prague)、ウィーン(Wien/Vienna)の世紀末建築を観てきました。
世紀末建築は、19世紀末から20世紀初頭にかけて主にヨーロッパの都市を中心に展開しました。その特徴は古典的な規範から解放され、自由な形態と、華やかで、幻想的で、神秘的で、時には退廃的なデザイン。要するに表装的には何でもありの様相を呈しています。
プラハは世紀末建築の宝庫です。
まずは説明抜きでご覧あれ。
建築名称は 《プラハのアール・ヌーヴォー(田中充子)》 によります。
プラハ中央駅
チェコ通産省
ホテル・ツェントラル
コルナ宮殿
ルツェルナ
ホテル・エブロパ
ボヘミアスタイルの家
ウ・ドルフルーの家
ユングマン広場のコーナーハウス
ヴィールの家
ウ・ノヴァークの家
フラホル合唱団の家
元東ドイツ大使館
元プラハ保険会社 元トピチョ出版社
フラッチャニの彫刻家のアトリエ
市民会館
中央ヨーロッパの代表的な都市ブタペスト(Budapest)、プラハ(Praha/Prague)、ウィーン(Wien/Vienna)の世紀末建築を観てきました。
千年の歴史を持つ都市プラハは、街そのものが「建築博物館」の様相を呈しています。
第一次、第二次世界大戦の戦禍から免れ、また戦後の高度経済成長に伴う都市開発が行われませんでした。ゆえに中世ロマネスク様式の建築から世紀末建築そして現代建築まで、各時代の様式建築が割拠する珍しい都市として現在に至っているのです。
このようなプラハの、まずは世紀末建築を育んだ古典様式建築を観てみましょう。
旧市街広場は建築博物館そのものです。
天文時計がある旧市庁舎とティーン教会はゴシック様式、聖ミクラーシュ教会はバロック様式でそれぞれ創られています。
Old Town Hall Old Town Square
Church of Our Lady before Tyn Old Town Square
St.Nicholas Church
市内中心部を流れるヴルタヴァ川に架かるカレル橋を渡っていくと、丘の上にプラハ城が見えてきます。宮殿を含む一連の建築は長い時間をかけてルネッサンス、ゴシック、バロックといった様々な建築様式により創られています。近くには、ロレッタ教会、ストラホフ修道院、聖ミクラーシュ教会などが点在し、旧市街広場とは違う顔をみせてくれます。
Charles Bridge
Prague Castle
St. Vitus Cathedral
Old Royal Palace

Loreta
Strahov Monastery

St.Nicholas Church
中央ヨーロッパの代表的な都市ブタペスト(Budapest)、プラハ(Praha/Prague)、ウィーン(Wien/Vienna)の世紀末建築を観てきました。
19世紀末から20世紀初頭の世紀末に活躍した、ハンガリーを代表する建築家レヒネル・エデン(Lechner Ödön 1845年-1914年)の作品をとおして世紀末建築の多様性を観てみましょう。
レヒネル・エデンは、ハンガリーの民族的様式や東方への憧れをモチーフにしたアール・ヌーヴォーふうの建築作品をブダブダトの街に遺しました。
その作品の特徴は、ジョルナイ工房のセラミックを多用した装飾と、有機的な造形とが織りなす独特の建築造形にあります。
当時のジョルナイ工房の製品は、1878年のパリ万博グランプリ受賞などにより、広くヨーロッパ、アメリカまで知られるようになっていました。特に金属のような光沢をもつ「エオシン釉」のセラミックの採用は、レヒネル様式とよばれその後のハンガリー建築に大きな影響を与えました。
Postatakarekpenztar
中央ヨーロッパの代表的な都市ブタペスト(Budapest)、プラハ(Praha/Prague)、ウィーン
(Wien/Vienna)の世紀末建築を観てきました。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、主にヨーロッパの都市を中心に展開した世紀末建築は、ブタペストの街に突然出現わけではありません。
連綿と続く歴史、それぞれの時代の代表作がちりばめられた都市、その延長線上に、現代に続く世紀末建築が花開いたといえましょう。
このような立ち位置からまずはブタペストの古典様式建築を観てみましょう。
「ドナウのバラ」と称されるブダペストは、かつてドナウ川(Danube)を境に別々の都市でした。
西側の丘の上にブダ城(王宮)や要塞がある政治・軍事の中心であるブダ地区、東側の平坦な土地に商業が発達し経済の中心であるペスト地区、この二つの都市が19世紀に合併しブダペストになったのです。
ブダペストは、ヨーロッパで最も美しい都市の一つであるといえましょう。
街の各所にランドマークとして古典様式建築がちりばめられ、訪れる人々を魅了しています。
Shoes on the Danube
Budavari palota
Matyas templom
Szt.Istvan Bazilika
Hosok tere