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カッパドキアに住む  Cappadocia TURKEY

カイセリからエディルネまでほぼ20年ぶりにトルコ横断の旅をしました。
スタジオヤマは、悠久の風景・建築・人情味など魅力満載のトルコを楽しむため、いくつかの切り口を用意しました。
一つに 《ヴァナキュラー建築》 という切り口です。

ヴァナキュラー建築とは、民衆が伝統的な材料を用い、伝統的な構法で建てた建築、いわゆる土着的あるいは風土的建築と定義されますが、バーナード・ルドフスキーの「建築家なしの建築」 Architecture without Architect という概念の方がヴィヴィッドで心に響きます。
広いトルコには、その地方ごとのヴァナキュラー建築があります。
「カッパドキアに住む」という観点から、この地方のヴァナキュラー建築をみてみましょう。
個々の住居そのものは取り立てて記すような特徴はありません、が特異な自然環境と一体化した集住体としてみるならば、互いに協調しているが埋没しないで、ダイナミック・バランスを取りながら美しい景観としてスタジオヤマを魅了させてくれました。

      Goreme  Cappadocia 
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      Cavusin Cappadocia
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     Ortahisar  Cappadocia 
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カッパドキア  Cappadocia TURKEY

カイセリからエディルネまでほぼ20年ぶりにトルコ横断の旅をしました。
スタジオヤマは、悠久の風景・建築・人情味など魅力満載のトルコを楽しむため、いくつかの切り口を用意しました。
一つに 《自然風景》 という切り口です。

カッパドキア(Cappadociaは、トルコが世界に誇る景勝の一つです。
標高1000メートルを超えるアナトリア高原中央部に、100km²近くにわたって拡がる、火山の噴出物でできた凝灰岩の台地です。
眼前に拡がる独特の景観は、現在も進行中の長い時間をかけ、凝灰岩の地表が雨に打たれ柔らかい溶岩を侵食し固い地層がのこされ、その繰り返しと重なり合いにより生みだされました。
この奇抜で不思議な景観は、実にフォトジェニックなのです。

     Babatcik Valley
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     Rose Valley
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     Love Valley
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      Baglidere Valley  
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オアシス都市ジャイサルメール  Jaisalmer West INDIA

深夜、ジョウドプールを出発した寝台列車は、広大なタール沙漠を疾走し、沙漠のほぼ中心に位置するオアシス都市ジャイサルメール(Jaisalmer)に翌日早朝到着します。

かつてインドと西方を結ぶ交易の要所であったジャイサルメールは、海上交通の発展にともない寂れ、さらにパキスタンとの国境が閉鎖されるとタール沙漠のなかに取り残されてしまいました。それでも、800年以上続くラージプートの文化を伝承している街、としての輝きは失っていません。

三つの峰という意味を持つトリクータの丘に建設された要塞には、宮殿、寺院、住居などが混在し高密度な都市空間を形成しています
また要塞を取り囲むように発達した城下町には、当時の繁栄を物語るファサードを華麗に装飾された高層の大邸宅(ハヴェリー Haveli)が遺されています。

     
Fort and Palaces

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      Patwon-ki-Haveli
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アンベール、クンバルガル、チトルガル、ジョードプルなどラージャスターンの丘陵要塞  Amber Kumbhalgarh Chitorgarh Jodhpur West INDIA

西インドにある6つの要塞都市が「ラージャスターンの丘陵要塞」として、世界遺産に登録されました。それらを含む西インドの代表的な要塞都市をブログします。

要塞都市とは、外敵から都市を守るため、周囲を堀、土塁、城壁などの防御施設を設けた都市のことを言います。城塞都市、城郭都市、囲郭都市とも言います。


アンベール(Amber)は、ジャイプルの郊外に位置する要塞都市です。もともと砦があった丘陵に16世紀に入って、ラージプート族のラージャー・マン・シンによる大規模な築城が始められ、18世紀にジャイプルへ遷都されるまで、ラージプート族の首都でした。

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クンバルガル(Kumbhalgarh)は、標高1000mを超える山奥にあります。

堅固な城壁に囲まれた要塞は、15世紀ごろから建設が始まりました。

最盛期には、住居や300を超えるヒンドゥー教寺院やジャイナ教寺院がありました。一番高い丘陵の上に、バダル・マハル宮殿(Badal Mahal) が納まっています。 
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チトルガル(Chitorgarh)は、クンバルガルと同じメーワール王国の要塞都市です。

幅1km、長さ5km、平地からの高さ150mもある丘陵のうえに難攻不落といわれた要塞が建設されました。要塞の中には宮殿やヒンドゥー教寺院、ジャイナ教寺院が散在し、特にインドでは珍しい塔建築が2基存在することで知られています。
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ジョードプル(Jodhpur)のメヘランガル城(Meherangarh Fort)は、街を見下ろす高さ120mの丘陵に、17世紀から19世紀にかけて建設されました。

城内には、隅が垂れたベンガル風の屋根を特徴とする宮殿が、中庭を囲みながら連なっています。宮殿の足元には市街地が広がり、中でも時計塔のあるサルダル・マーケット(Sardal Market)が魅力的です。
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スタジオヤマ

Author:スタジオヤマ
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スタジオヤマは時空を自在に
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自らの思慮を表現していきたいと思っています。
応援をよろしくお願いします。
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一級建築士

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